WHO、コンゴのエボラ熱に懸念 武装勢力が妨げ、治療行えず

 【ナイロビ共同】世界保健機関(WHO)は25日、コンゴ(旧ザイール)東部で流行しているエボラ出血熱について、「破滅的な事態」になる可能性があると懸念を表明した。武装勢力が活動し、治療や予防が十分に行えないという。

 コンゴ保健省は8月1日に流行を宣言した。WHOによると、今月23日時点で疑い例も含め100人が死亡した。

 コンゴ東部では長年、豊富な地下資源を巡り武力衝突が起きている。WHOが拠点を置く北キブ州ベニで22日、武装勢力が住民を襲撃し約20人が死亡した。WHOは活動を一時中断したという。


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