北海道地震、5市町で液状化被害 内陸・沿岸、市民生活へ影響懸念

液状化とみられる現象が起きた北海道北広島市大曲並木地区の住宅地=18日

 最大震度7を観測した北海道の地震で、液状化によるとみられる被害が沿岸部や内陸部の少なくとも5市町に及んでいたことが26日、道や各自治体などへの取材で分かった。全体の被害額は不明だが、大きく膨らむ可能性がある。住宅地では原因調査や復旧に時間がかかる見通しで、市民生活への影響も懸念される。

 太平洋岸の苫小牧港(苫小牧市)では、コンテナターミナルで液状化が確認された。道によると、揺れによる損壊も含め、計31カ所で約24億円の被害となった。

 一方、内陸に位置する札幌市や周辺の北広島市、江別市でも地面の陥没など液状化とみられる現象が発生した。


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