スウェーデン首相、不信任が多数 政権交代の可能性も

 【ロンドン共同】スウェーデン議会で25日、社会民主労働党を率いるロベーン首相に対する信任投票が実施され、9日の総選挙で躍進した極右、民主党の反対もあり、不信任が多数を占めた。総選挙ではいずれの勢力も過半数に及ばず、新政権発足に向け各党の協議が本格化するが、政権交代の可能性も出てきた。

 今後は議会議長がいずれかの政党の党首に組閣を命じ、連立協議が進められる見通し。新政権発足まではロベーン氏が暫定的に首相を務める。

 総選挙では中道左派・中道右派とも過半数に届かず、民主党が議席を伸ばした。信任投票でも中道右派に加え民主党も反対に回ったことで不信任が決まった。


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