北海道の被災3町で仮設住宅着工 避難者は618人

 北海道は25日、地震で大きな被害が出た厚真町、むかわ町、安平町で、応急仮設住宅計130戸の建設を始めた。断熱材を厚めにして、灯油ストーブも設置する「寒冷地仕様」で、10月末の完成を目指す。道によると、3町では25日現在、378戸の全半壊が確認されている。避難者は618人に上り、道は仮設住宅を追加で建設する方針だ。

 今回着工したのは厚真町85戸、むかわ町25戸、安平町20戸で、鉄骨平屋の1DK、2DK、3Kの3種類を用意する。3町では冬の最低気温が氷点下10度を下回るため、天井や壁、床下の断熱材を厚くしてストーブと風除室を設置する。


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