計画と違うヘリ飛行293回 群馬県が墜落事故で国に報告

 群馬県の防災ヘリコプターが墜落して9人が死亡した8月の事故を巡り、群馬県は25日、昨年4月から事故直前まで、国に提出した飛行計画と異なるヘリの運航が293回に上ったと国土交通省に報告した。県は不適切な対応が常態化していたとの認識を示した。

 県によると、運航委託先の東邦航空(東京)の社員は調査に「途中の離着陸場所でエンジンを止めない場合は飛行計画に記入する必要がないと思った」と説明。実際はエンジンの稼働の有無にかかわらず、飛行計画に記載する必要があった。


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