被爆死捕虜1人を登録申請 長崎の祈念館に

 太平洋戦争末期に日本で被爆した連合国軍捕虜の研究をしている広島市西区の被爆者、森重昭さん(81)は25日、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館(長崎市)を訪れ、長崎原爆で亡くなったオランダ軍兵士1人の氏名を登録する手続きをした。

 広島、長崎両市の国立平和祈念館は、犠牲の大きさを後世へ伝えるため、亡くなった被爆者の情報を遺影と共に登録する取り組みをしている。森さんは今回、被爆時に22歳で2等兵だったマクシミリヤン・ヨーセフさんを、関係者に代わって申請。遺影は見つかっていないが、長崎の平和祈念館は近く受理する予定。


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