正恩氏、大同江の水質に懸念示す ソウル市長に

北朝鮮の首都平壌を流れる大同江。右岸にそびえるのは主体思想塔=5日(共同)

 【ソウル共同】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、平壌を流れる大同江の水質に懸念を示していたことが23日までに分かった。18〜20日の平壌での南北首脳会談で韓国の文在寅大統領に随行した朴元淳ソウル市長が明らかにした。

 平壌での歓迎夕食会の際、朴氏が自己紹介したところ、金氏が水質の問題に言及した。朴氏は「(ソウルを流れる)漢江の水質浄化や上下水道整備の経験があるので(水質改善に)協力する」と伝えたという。

 韓国メディアは、下水処理施設が不十分なため平壌市が水質悪化に頭を悩ませているとの見方を伝えた。


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