希少種のゲンゴロウ盗難か、山梨 水槽で展示中の5匹

展示されている絶滅危惧種の「ナミゲンゴロウ」=山梨県北杜市(市オオムラサキセンター提供)

 里山の昆虫や植物を観察できる山梨県北杜市の市オオムラサキセンターで22日までに、展示中のゲンゴロウ5匹が水槽からいなくなった。環境省が絶滅危惧種に指定しているナミゲンゴロウとコガタノゲンゴロウの計2匹が含まれており、センターは盗まれたとみて見回りを強化している。

 センターによると、17日午前、職員がゲンゴロウがいる3個の水槽のふたが外れ、5匹がいなくなっているのに気付いた。今年6〜8月には、ゲンゴロウと同じ部屋に展示中のニジイロクワガタなど4種類の昆虫も同様の被害に遭っており、センターは防犯カメラの設置を検討している。


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