2018年9月21日 10:11 | 無料公開
フグの初競りで「袋競り」をする仲買人(左端)と競り人(左から2人目)=21日未明、山口県下関市の南風泊市場
フグの季節がやって来たことを告げる「初競り」が21日未明、取扱高日本一を誇る山口県下関市の南風泊市場であり、天然や養殖のトラフグ計約4・6トンが競り落とされた。最高値は昨年と同じ1キロ当たり1万9千円だった。
午前3時20分ごろ、開始を告げるベルが鳴ると、競り人と仲買人が筒状の黒い袋の中で指を握り合って値段を決める独特の「袋競り」で取引が行われた。場内には「ええか、ええか」という競り人の掛け声が響き、約20分で全てのフグが競り落とされた。
主に東京や大阪といった大都市圏に出荷されるという。