北海道地震で7県682人が応援 「対口支援」方式、適用2例目

北海道安平町の避難所で食事の準備をする岩手県からの応援職員=20日

 北海道の地震で震度7を観測した厚真町など被災3町に、パートナー自治体を割り振る「対口支援」方式で派遣された東北と新潟の7県の応援職員は延べ682人に上ることが21日、分かった。総務省が19日時点で人数を集約した。今年3月に制度化された対口支援の適用は、西日本豪雨に続き2例目。

 総務省によると、2016年の熊本地震で、九州地方知事会が活用した際の成果や課題を踏まえ、応援派遣の枠組みとして制度化した。被災自治体への支援の偏りをなくすとともに、被災者への対応を迅速化させる狙いがある。今回は、厚真町と隣接する安平、むかわ両町を対象に11日から派遣を始めた。


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