奇跡の復興米が黄金色に、大阪 小学生ら稲刈り

黄金色に実った「奇跡の復興米」をルーツにする稲を刈り取る児童ら=18日、大阪府富田林市

 東日本大震災の津波に耐えた岩手県大槌町の「奇跡の復興米」をルーツにする稲が大阪府富田林市の田んぼで黄金色に実り、地元の小学生らが18日、刈り取った。今年で5回目。収穫したコメの一部は大槌町や熊本地震被災地の熊本県益城町に贈る。

 津波に襲われた大槌町の民家跡のがれきの間で2011年秋、塩害に負けず育っていた3株の稲穂が見つかり、岩手県遠野市のNPO法人「遠野まごころネット」が増やしてきた。14年2月、震災支援のお礼として富田林市のボランティア団体に種もみ1キロが贈られ、地元農協が協力して毎年栽培している。


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