2018年8月21日 19:50 | 無料公開
化学メーカー新日本理化(大阪市)の徳島市の工場に勤務した元従業員の男性(70)が、化学物質「オルト―トルイジン」の製造作業を担当し、ぼうこうがんを発症したとして、徳島労働基準監督署が労災認定したことが21日、関係者への取材で分かった。
オルト―トルイジンは、ぼうこうがんを引き起こすと指摘されている。
新日本理化によると、1992年から2002年に徳島市の工場でオルト―トルイジンを製造し、従業員計58人が作業に当たったとしていた。
男性は16年2月ごろ、ぼうこうがんと判明。同年4月に摘出手術を受け、その後労災申請した。