高性能爆薬「悪魔の母」製造容疑 19歳少年逮捕、愛知県警

 「悪魔の母」の異名を持ち、実際にテロでも使用される高性能爆薬「TATP(過酸化アセトン)」を製造したなどとして、愛知県警捜査1課は20日、爆発物取締罰則違反(製造、所持)などの疑いで、名古屋市緑区の大学生の少年(19)を逮捕した。今年3月に同市名東区の公園で爆発があり、捜査していた。

 逮捕容疑は、2016年12月22日、当時居住していた名東区内の自宅で、過酸化アセトンを製造、18年3月19日に同区内の公園で所持するなどした疑い。

 過酸化アセトンは、過激派組織「イスラム国」(IS)が用いることで知られるほか15年のパリ同時多発テロなどでも使われたとされる。


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