広島土砂災害から4年、教訓胸に 豪雨で防災への思い新た

「820」の形に並べられた灯籠の前で黙とうする人たち=20日午前4時12分、広島市安佐南区

 77人が死亡した2014年の広島市の土砂災害から4年の20日、被災地では住民らが犠牲者を悼み、慰霊祭を開いた。今年7月には西日本豪雨が発生し、岡山、広島、愛媛など15府県で226人が死亡。住民らは、防災への思いを新たに4年前の教訓を伝える活動を続けている。

 被災した安佐北、安佐南両区では、各地で住民主催の追悼行事が開かれ、広島市の松井一実市長らが献花した。安佐南区の梅林小では住民らが、広島土砂災害と西日本豪雨の犠牲者に1分間の黙とうをささげた。


  • LINEで送る