機体の数減らし整備の負担軽減へ 記録改ざんで日本貨物航空

 整備記録の改ざんなどが明らかになり、7月に国土交通省から事業改善命令を受けた日本貨物航空(NCA、千葉県成田市)は17日、所有する機体数を減らし、整備現場の負担軽減を図るとする改善策を、同省に提出した。現在は2機種の計11機を所有しているが、今後は1機種の8機に減らす。

 NCAを巡っては、改ざんの発覚により、整備記録の確認が必要だとして、6月に全11機の運航を停止。再開できたのは2機にとどまっている。

 今後は、「戦略的業務提携」にある全日空からの整備担当者の受け入れを増強。整備担当の社員の技術向上も進める。


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