防災ヘリ、自治体に安全徹底通知 群馬の虚偽報告で総務省消防庁

 群馬県の防災ヘリコプター墜落事故で、同県が正確な飛行計画を提出していなかったことや、「到着した」と虚偽の報告をしていたことを踏まえ、総務省消防庁が16日付で、全国の自治体に対し、防災ヘリの安全管理の徹底を求める通知を出したことが17日、同庁への取材で分かった。

 群馬の事故を巡り、国土交通省は実際の飛行予定と提出された計画に食い違いがあった結果、捜索開始が47分遅れたとの見解を示している。こうした状況を踏まえ、同省が消防庁に各自治体への注意喚起と安全運航の徹底を求めていた。

 消防庁は今後、防災ヘリの運用状況を調べることも検討している。


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