全教の教研集会が開幕、長野 学校を取り巻く課題を議論

全教の教育研究全国集会での課題ごとの討論会=17日午後、長野市

 子どもの貧困や学力、学習指導要領など学校を取り巻く課題を話し合う全日本教職員組合(全教)の教育研究全国集会が17日、3日間の日程で、長野市のホクト文化ホールで始まった。

 約1200人が参加した全体集会で、実行委員会の宮下直樹事務局長は、道徳の教科化について「画一的な価値観を押し付けることになる」と指摘。「子どもと向き合い、手触りや息づかいを受け止める教育を進めていこう」と呼び掛けた。

 憲法改正と教育をテーマに講演したジャーナリストの青木理さんは、学校法人森友学園を巡る問題などで注目された、教育勅語を暗唱させる指導方法をファシズム的だと批判した。


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