米上院、メディア攻撃非難 「報道の自由」尊重訴え

報道の自由の必要性を訴え、トランプ氏に反論する社説を掲載した16日付のニューヨーク・タイムズ(右)とワシントン・タイムズの紙面(共同)

 【ワシントン共同】米上院は16日、民主主義での報道の自由の重要性を訴え「報道機関への攻撃を非難する」とした決議を満場一致で採択した。「メディアは国民の敵ではない」と明記し、名指しは避けながらもトランプ大統領に報道の自由を尊重するよう迫った。

 米国では「メディアは国民の敵だ」と公言するトランプ氏の言動に懸念が高まっており、16日には全米の約350紙がトランプ氏の姿勢を批判する社説を一斉に掲載。これに対し、トランプ氏はツイッターで「報道機関は何を書いても自由だが、多くは偽ニュースだ」と不快感を示した。


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