東京地検、下村元文科相を不起訴 加計のパーティー券不記載告発

 学校法人「加計学園」(岡山市)の幹部を通じてパーティー券の購入代金計200万円を受け取ったのに、政治資金収支報告書に記載しなかったとして、政治資金規正法違反の疑いで告発されていた自民党の下村博文元文部科学相について、東京地検特捜部は15日、不起訴処分とした。認否を明らかにしていない。

 神戸学院大の上脇博之教授らが昨年7月、告発状を特捜部に提出。下村氏は同6月の記者会見で「11の個人や企業がそれぞれ20万円以下で購入し、学園の元秘書室長が取りまとめて現金を持参した」とし、20万円以下のパーティー券購入は記載義務がないため適法だと反論していた。


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