東証反落、終値151円安 トルコ情勢の悪化懸念

東京証券取引所=東京・日本橋兜町

 15日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落し、終値は前日比151円86銭安の2万2204円22銭だった。トルコ政府が乗用車など米国産品の一部に追加関税を課すと伝わり、両国関係の悪化懸念から売り注文が膨らんだ。

 東証株価指数(TOPIX)は12・92ポイント安の1698・03。出来高は約12億4400万株。

 前週末からトルコの通貨リラが急落した影響や、今後の動向への警戒感が根強く、幅広い銘柄が値下がりした。午後に入り、トルコが米国に追加関税を発動すれば、情勢緊迫化は避けられないため、資家心理が冷え込み、平均株価の下げ幅は一時200円を超えた。


  • LINEで送る