東京で元従軍慰安婦追悼の集い 「真の意味で解決を」

「女たちの戦争と平和資料館」で開かれた、亡くなった被害女性を追悼する集い=14日午後、東京都新宿区

 慰安婦問題の実態解明に取り組む「女たちの戦争と平和資料館」(東京)で14日、この1年間に亡くなった被害女性を追悼する集いを開いた。支援者らが黙とうし「日本政府はきちんと事実を認定し、真の意味での解決を図ってほしい」と訴えた。

 資料館には被害者179人の写真パネルが飾られている。うち、昨年8月14日以降に死亡が確認された韓国やインドネシアなどの計5人について、支援者らが被害の背景を語り、パネルに白い花を添えた。

 池田恵理子名誉館長は「どの国の被害者も、本当の意味での解決を願っている。その思いを実現すべく活動したい」と話した。


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