2018年7月1日 18:23 | 無料公開
ベルギーのフィリップ国王の弟、ロラン王子(ゲッティ=共同)
【ブリュッセル共同】ベルギーのフィリップ国王の弟、ロラン王子(54)は、政府が自身への1年間の手当を15%、4万6千ユーロ(約600万円)削減すると決定したのを不服として、政府に対し減額取り消しを求め提訴することを決めた。王子の弁護士が声明を発表し、ベルガ通信が20日伝えた。王族が自国政府を提訴するのは異例。
王子は昨年7月、ブリュッセルの中国大使館で開かれた中国人民解放軍創設90年を祝う行事に、政府の承認なしで軍服姿で出席。中国大使らと撮った写真をツイッターに載せた。ベルギー政府は、無断出席は王族の義務違反だとして、議会の承認を得て手当削減を決めた。