広島でも「みなし仮設」受け付け 3千戸、家賃無料

自宅が被災し「みなし仮設住宅」受付窓口を訪れた男性(左)=20日午前、広島県呉市天応地区

 西日本豪雨の被害を受けた広島県内の7市4町で20日、行政が民間の賃貸住宅を借り上げ、被災者に提供する「みなし仮設住宅」の入居申し込みの受け付けが始まった。約3千戸を用意した。

 全半壊や一部損壊、床上浸水により居住できず、自分の資力で住宅を確保できない人が対象。家賃や礼金は無料で、入居者は光熱水費や駐車場使用料などを負担する。入居期間は原則半年。事情に応じて延長もできる。

 住宅が提供されるのは広島、呉、三原、尾道、福山、東広島、江田島の7市と府中、海田、熊野、坂の4町。広島市では同市が、他の6市4町では県が借り上げる。


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