2018年7月20日 07:37 | 無料公開
【ニューヨーク共同】北朝鮮が国連安全保障理事会の制裁を逃れて石油精製品の調達を繰り返したとして、直ちに北朝鮮への供給の完全停止を国連加盟国に通知するよう求めた米国の要請に対し、中国とロシアは19日、情報の精査が必要だと異議を申し立てて結論を先送りするよう求めた。安保理外交筋が明らかにした。最長の場合には9カ月、結論が先送りされる。
規則により19日までに反対意見が出なければ、米国の訴え通りに全加盟国へ通知される予定だった。北朝鮮に対して安保理制裁を通じた圧力の維持を目指す米国と、早期の制裁緩和を模索する中ロの駆け引きが激しくなってきた。