米、イラン設備完成に懸念 ウラン濃縮停止要求

 【ワシントン共同】イラン政府がウラン濃縮に使う高性能の遠心分離機の製造設備が完成したと発表したことを受け、米国務省報道官は19日までに、各国と連携してイランにウラン濃縮の停止を求めるなどと懸念を表明した。共同通信の取材に答えた。

 2015年のイラン核合意はイランに3・67%以下のウラン濃縮を認めているが、ポンペオ国務長官は5月に発表した新イラン政策で完全停止を要求している。

 報道官は、核合意によってもイランの核開発や中東での影響力拡大への意欲を食い止められなかったとして、トランプ大統領の核合意離脱決定を正当化。


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