FRB議長9月利上げ意欲 通商政策影響「予測困難」

 【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は17日、議会上院の銀行住宅都市委員会で証言した。パウエル氏は良好な米景気を背景に「段階的な利上げの継続が最善の策だ」と述べ、9月の利上げ実施に強い意欲を示した。トランプ政権の強硬な通商政策の米景気への影響に関し「予測するのは難しい」と語った。

 FRBは3カ月に1回のペースで利上げしており、6月に政策金利を年1・75〜2・0%に引き上げた。年内にあと2回の利上げを見込んでおり、景気が堅調に推移すれば、9月と12月に利上げするとみられる。


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