中越沖地震11年で避難訓練 新潟・柏崎市

新潟県柏崎市で行われた避難訓練で、女性をリヤカーで搬送する男性=16日

 中越沖地震の発生から11年を迎えた16日、発生時に最大震度6強を観測した新潟県柏崎市で避難訓練が行われた。

 震災で1人が亡くなった北鯖石地区では、約780世帯が参加し、安否確認や避難の訓練を実施。地震発生を知らせる市の防災無線が流れると、住民らは机の下に身を隠すなどした。

 避難したことを知らせるタオルを軒先に掛けたり、けが人役の女性をリヤカーで搬送したりする訓練も行った。

 2007年に起きた中越沖地震では、新潟県で15人が死亡。長野、富山を含む3県で計2346人が重軽傷を負った。東京電力柏崎刈羽原発では、微量の放射性物質を含む水が海に流出した。


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