平壌郊外にウラン施設か NPT脱退期に稼働と報道

 【ワシントン共同】北朝鮮が平壌郊外にウラン濃縮施設を建設し2003年から稼働させていた可能性が高いと、13日付のアジア太平洋地域の外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」が報じた。施設は平壌南郊の平安南道千里馬にあり、02年に建設が始まったという。

 北朝鮮は03年1月に核拡散防止条約(NPT)脱退を表明。施設はその前後に稼働が始まったとみられる。米紙ワシントン・ポストは今年春、北朝鮮が「カンソン」という場所に秘密の濃縮施設を持っていると報じた。核施設が集まる寧辺の2倍の処理能力があるという。


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