2018年7月14日 10:26 | 無料公開
【ニューヨーク共同】ロイター通信は13日、米事務機器大手ゼロックスが複写機リース事業の売却を検討していると報じた。財務体質を改善し、同社の買収を巡って対立する富士フイルムホールディングス(HD)以外に好条件での身売りを狙う。関係者の話としている。
ゼロックスの負債総額は3月末時点で55億ドル(約6200億円)で、複写機リース事業の売却で負債を36億ドル程度減らせるという。
富士フイルムHDは1月に買収計画を発表したが、「物言う株主」として知られるゼロックス大株主のアイカーン氏らが「企業価値を不当に低く評価している」と反対した。