東日本銀行に業務改善命令 金融庁、企業統治に問題

記者会見する東日本銀行の酒井隆常務(左)ら=13日午後、東京都中央区

 金融庁は13日、融資などで不適切な業務運営があったとして、コンコルディア・フィナンシャルグループ(FG)傘下の東日本銀行(東京)に対して、銀行法に基づき業務改善命令を出した。複数の支店で取引先に融資をする際、算定の根拠が不明確な多額の手数料を要求していたなどと指摘し、顧客本位の業務運営の確立や内部管理体制の強化を求めた。

 東日本銀の酒井隆常務は同日、記者会見し「心よりおわび申し上げる」と謝罪。金融庁は8月13日までに改善計画を提出するよう命じた。

 金融庁によると、顧客に必要以上の金額を融資し、その一部を定期預金として預けさせる手法も複数の支店で確認した。


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