ユース・パラ大会創設へ9月協議 IPC、若年層育成と普及に向け

 国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドルー・パーソンズ会長は11日、東京都内でインタビューに応じ、新たな試みとして若者の選手育成や普及を目的にした国際総合大会「ユース・パラリンピック」の創設に向け、9月にマドリードで開く会議で協議を開始する意向を明らかにした。

 同会長は2020年東京大会を契機に「若年層への戦略を考える必要がある」と指摘し、若者に人気の競技の選定、ユース大会の目的や意義、年齢区分を含めて本格的な議論に入る。パラリンピックのユース大会は主に10代を対象にアジアや欧州など大陸別に実施されているが、発展的に統合するか検討する方針だ。


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