2018年7月9日 18:39 | 無料公開
ソフトバンクグループの本社が入るビル=東京都港区
ソフトバンクグループは9日、携帯電話子会社ソフトバンクの東京証券取引所への上場に向けて予備申請を行ったと発表した。上場すれば、フリーマーケットアプリ運営のメルカリを抜き、今年最大規模の新規株式公開になる見通し。中核企業の経営基盤を強化するとともに、調達資金を有力なベンチャー企業への投資に振り向け、グループ全体の成長につなげる。
孫正義会長兼社長は今年6月の株主総会で「これまでは通信事業に頭の97%を使っていたが、そちらを(ベンチャー企業への)投資に回す」と強調。親会社のソフトバンクグループは戦略的持ち株会社の性格を強める方針を示していた。