企業倒産件数が28年ぶり低水準 18年上半期、4148件

 東京商工リサーチが9日発表した2018年上半期(1〜6月)の全国の企業倒産件数(負債額1千万円以上)は、前年同期比2・7%減の4148件だった。上半期として9年連続で減少し、2948件だったバブル期の1990年以来28年ぶりの低水準となった。

 景気が回復傾向にあることや、日銀の低金利政策を受け金融機関が中小企業への融資に柔軟に対応していることが追い風となった。

 負債総額は66・2%減の7466億円だった。負債が10億円以上の大型倒産が90件となり、28年ぶりに100件を下回った。

 倒産件数を地域別に見ると、北海道、関東、北陸、中国の4地域で減少した。


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