中国スマホ大手が香港上場 小米、5200億円調達

 【香港共同】中国のスマートフォン大手、小米集団(シャオミ)は9日、香港取引所に株式を新規上場した。資金調達額は約370億香港ドル(約5200億円)。米中貿易摩擦による市場環境の悪化などから、初値は16・6香港ドルと、公開価格の17香港ドルを2・4%下回った。

 中国のハイテク企業の新規株式公開(IPO)としては、2014年に米ニューヨーク市場に上場した電子商取引(EC)大手、アリババグループ以来の大型案件とされた。だが中国本土への上場延期に加え、株安やスマホ事業への先行き懸念から個人投資家の人気が高まらず、調達額は当初目標とされた1兆円の半分程度となった。


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