東京海上、アジア強化へM&A 収益源を多様化

インタビューに答える東京海上ホールディングスの永野毅社長

 東京海上ホールディングスの永野毅社長(65)は25日までに共同通信のインタビューに応じ、海外事業の強化に向け、アジアでの企業の合併・買収(M&A)を積極化する考えを示した。主軸の欧米に加え、成長が見込める市場に注力し、収益源の多様化を図る。

 19日にはタイとインドネシアの損害保険会社の買収を発表した。永野社長は「競争が激しく買収価格の相場は上がっているが、良いパートナーを見つけたい」と述べ、M&Aをさらに進める考えを強調した。

 2018年3月期の海外事業の連結純利益(特殊要因を除く)は、国内の損保事業と同程度の約1440億円だった。


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