2018年6月25日 21:07 | 無料公開
中国広東省の税関で押収した薬物を見せる警察官=25日(共同)
【北京共同】中国で薬物規制を担う国家禁毒委員会は25日、2017年末時点の薬物乱用者が255万3千人に上ったと発表した。前年末より1・9%増えた。取り締まりを強化しているものの、インターネットを通じた違法な売買や、新種薬物の流通が増えている。
覚醒剤など化学物質を合成した薬物の使用が多かった。同委員会は「地下の生産ネットワークが存在する上、インターネットの利用でさらに取引が発覚しにくくなった」と指摘した。
日本で危険ドラッグと呼ばれるような薬物も若者を中心に広まり、既に230種余りを確認したという。