2018年6月25日 20:16 | 無料公開
原子力規制委が開いた放射線監視装置撤去に関する住民説明会=25日午後、福島県只見町
原子力規制委員会は25日、東京電力福島第1原発事故後に福島県内に設置した放射線監視装置(モニタリングポスト)約3千台のうち、放射線量が低く安定している地域の約2400台を撤去する方針に関する住民説明会を同県只見町で開始した。住民からは「撤去する理由が分からない」など方針の見直しを求める意見が相次いだ。
今後、県内18市町村でも説明会を開く方向で調整している。
モニタリングポストは学校や幼稚園、公園などに設置されたが、規制委は今年3月、避難区域や避難区域に指定されていた地域以外では2020年度までに撤去する方針を決定。只見町では7基が撤去の対象だ。