遺体にかまれた痕、クマか 秋田の男性、山林で発見

 秋田県警は25日、秋田県仙北市田沢湖玉川の山林で見つかった身元不明の遺体を司法解剖した結果、手足や腹部に大型動物がかんだり引っかいたりしたような痕が複数あったと明らかにした。クマによる被害の可能性があるという。身元を秋田市将軍野桂町の無職荒谷忠一さん(78)と特定、死因は外傷性ショックだった。

 県警によると遺体が見つかった現場付近から動物のものとみられる体毛が1本見つかった。県が今後、秋田県立大にDNA型鑑定を依頼し、大型動物の種類の特定を進める。

 荒谷さんは18日朝、山菜採りに行ったまま20日夜になっても帰宅しなかったため、家族が県警に捜索願を出した。


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