2018年6月25日 18:26 | 無料公開
飛び立つコウノトリのひな=24日、島根県雲南市(同市教育委員会提供)
島根県雲南市教育委員会は25日、今年4月に生まれた国の特別天然記念物、コウノトリのひな4羽のうち、最後の1羽が24日に巣立ちをしたと発表した。野生のつがいによる繁殖で、同じ巣から4羽が巣立つのは全国で初めて。
市教委は、順調に成長した背景について「好物のカエルが多い雲南の自然環境が育てたのではないか」とみている。ひなは全て雌。溝にはまったり、電柱にぶつかったりしてけがをする恐れもあり、今後も見守りを続ける。
ひなは日中、周辺の田んぼや川でカエルなどの餌を取り、夜間は巣に戻り休んでいる。1、2週間程度で、単独で行動するようになるという。