ブラジル柔道代表に日本人監督 女性が男性指導、異例の起用

ブラジルで柔道を指導する藤井裕子さん(ブラジル柔道連盟提供)

 【ロンドン共同】国際柔道連盟(IJF)は24日、ブラジル柔道連盟が男子代表監督に、女性として初めて日本人の藤井裕子さん(35)を任命したと発表した。国際的に女性指導者が男子代表チームを率いるのは極めて異例。世界選手権(9月・バクー=アゼルバイジャン)で本格的に指揮を執る。

 愛知県大府市出身の藤井さんは2012年ロンドン五輪で英国代表の女子を指導。13年5月にブラジル代表コーチに就任し、16年リオデジャネイロ五輪では女子57キロ級のラファエラ・シルバ選手を金メダルへ導いた。藤井さんはIJFを通じて「強く、献身的な選手を育成したい」とコメントした。


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