大阪地震、都市型災害の危険露呈 ブロック塀撤去加速、ガス復旧へ

地震発生当日に屋根瓦が崩れ(左、18日)、ブルーシートが掛けられた大阪府高槻市の住宅=24日午後(共同通信社ヘリから)

 大阪府北部で最大震度6弱を観測した地震は25日で発生から1週間。女児が死亡した高槻市立小のブロック塀倒壊や交通網の機能まひなどが都市型災害での危険性を突き付けた。全国の学校などで同様の塀を撤去する動きが加速し、国土交通省や鉄道各社は対応の検証を急ぐ。茨木市などで最大11万戸以上が停止したガスは24日に復旧作業がほぼ完了し、日常も取り戻しつつある。

 地震は18日午前7時58分ごろ発生。大阪府で震度6弱を記録したのは観測態勢が整った1923年1月以降初めてだった。消防庁などの集計によると、24日現在で地震による死者は5人、負傷者は7府県で416人。


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