日本、中国にヒアリ対策要請 日中韓環境相会合開始

 【蘇州共同】日中韓3カ国の環境相会合が中国江蘇省蘇州で23日始まった。中川雅治環境相は中国の李幹傑生態環境相と個別に会談し、中国から輸送されたコンテナ内で見つかるケースが多い南米原産の強毒アリ「ヒアリ」への対策を求めた。環境省が明らかにした。

 微小粒子状物質「PM2・5」による大気汚染改善に向け、環境省と中国の生態環境省が今後3年、協力を加速させる内容の覚書も交わした。

 ヒアリは今月、大阪港で陸揚げした中国からのコンテナ内で成虫やさなぎが計2千匹以上見つかった。環境省は昨年6月以降、12都府県で計29件確認している。

 会合は24日に共同声明を採択予定。


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