米韓演習、さらに二つ中止 北朝鮮との信頼醸成を重視

 【ワシントン共同】米国防総省は22日、8月に予定していた米韓合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」に加え、さらに二つの軍事演習を中止すると発表した。米朝首脳会談を受けた措置で、非核化に向けた具体的行動を北朝鮮から引き出すのが狙い。演習中断による抑止力低下への懸念がある中、北朝鮮との信頼醸成を重視した。

 トランプ米大統領は12日の首脳会談後の記者会見で、北朝鮮と対話を継続している間の米韓演習の中止を表明し、米韓両国は19日、指揮所演習の中止を発表した。マティス国防長官、ポンペオ国務長官らが22日、国防総省で協議し、追加の演習中止を決めた。


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