2018年6月23日 00:28 | 無料公開
国際司法裁判所裁判官に当選後、取材に応じる岩沢雄司氏=22日、ニューヨークの国連本部(共同)
【ニューヨーク共同】国連総会と国連安全保障理事会で22日、国際司法裁判所(ICJ)裁判官を辞任した小和田恒氏の後任を選ぶ補欠選挙が行われ、東大大学院教授の岩沢雄司氏が当選した。岩沢氏が唯一の立候補者で、事実上の信任投票だった。日本人では4人目のICJ裁判官で、小和田氏の残り任期の2021年2月までを務める。
国連総会では193カ国のうち184カ国、安保理では15カ国全てが賛成票を投じ、当選に必要なそれぞれの過半数を大きく上回った。
ICJは国家間の紛争を平和的に解決することを任務として設立された国連の主要な司法機関。