東ティモールで新内閣が発足 資源依存の構造改革が課題

22日、東ティモールの首都ディリで、就任宣誓するルアク氏(AP=共同)

 【ジャカルタ共同】東ティモールで22日、「発展のための革新連合(AMP)」ナンバー2のタウル・マタン・ルアク前大統領(61)を首相とする新内閣が発足した。汚職や失業対策、天然資源に依存する国家歳入構造の改革が課題となる。

 5月の総選挙(定数65)で、独立の英雄グスマン元首相率いるAMPは、アルカティリ前首相の東ティモール独立革命戦線(フレティリン)を破り、最大勢力となる34議席を獲得、政権交代を実現した。少数与党と野党の対立で昨年から続く、国政の停滞解消が期待される。

 就任宣誓式でルアク氏は「資源を有効活用し、持続可能な国を実現する」と述べた。


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