特定秘密指定39件「全て適正」 政府、17年の検証結果公表

 政府は22日、特定秘密保護法を巡り、2017年中に特定秘密に指定された39件は全て適正だったとする検証結果の報告書を公表した。運用状況を検証する内閣府の山西宏紀独立公文書管理監は公表に先立ち、内容を安倍晋三首相に説明。首相は「引き続き厳正かつ実効的な検証、監察に努めてほしい」と指示した。

 14年12月の同法施行後、検証結果の公表は3回目。各行政機関から「特定秘密指定管理簿」の写しの提出を受け、担当者に説明を求めた。報告書によると、17年中に指定した特定秘密の内訳は防衛省19件、内閣官房7件、警察庁5件―など。


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