米ヘリ事故「見事に対応」 海兵隊幹部、沖縄と隔たり

 【ワシントン共同】米海兵隊のラダー航空副司令官(中将)は21日の議会公聴会で、昨年10月に米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属のCH53E大型輸送ヘリコプターが民間地に不時着し炎上した事故で「緊急時に見事な対応をした」と操縦士の技量を評価した。安全対策を不安視する沖縄との認識の隔たりが改めて浮き彫りになった。

 この事故では乗員7人を含め死傷者は出なかったが、機体が大破。最も重大な事故を示す「クラスA」に分類された。安全策に関する十分な説明がないまま1週間後には同型機の飛行が再開され、沖縄で大きな反発を引き起こした。


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