中国の動物園でパンダ虐待疑惑 飼育員が作業中にたばこ

中国四川省のパンダ保護研究センターに移送されるジャイアントパンダ「偉偉」=20日、湖北省武漢市(共同)

 【上海共同】中国メディアは21日までに、湖北省武漢市の市立動物園が、ジャイアントパンダ「偉偉」の飼育員について、作業中に飼育舎でたばこを吸っていたなどとして、停職処分にしたと伝えた。

 インターネット上で、たばこを吸う飼育員の姿が流れたほか、餌にアリがたかったリンゴを与えているといった情報があり、「虐待ではないか」と動物園を批判する声が上がっていた。

 動物園側は19日、不適切だったと認めて謝罪し、飼育員の処分を公表した。偉偉は体調悪化が懸念され、20日に四川省のパンダ保護研究センターに移送された。


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