2018年6月21日 19:23 | 無料公開
高知県警が試験導入するサイレンの音を変化させる機器のスイッチを手にする警察官=21日午後、高知市
高知県警は21日、緊急走行中のパトカーが交差点に進入する際、サイレンの音を変化させる機器を22日から全国の警察で初めて試験導入すると発表した。事故が起こりやすい交差点で注意喚起を高め、現場への到着をスムーズにするのが狙い。
販売元のメーカー「パトライト」(大阪市)によると、スイッチは無線機器に搭載されており、助手席の警察官が操作。緊急走行中にスイッチを押すと、10秒間音が変わる。通常のサイレンに複数の和音が加わり高音に聞こえる。専門家のアドバイスも取り入れ、人の耳に聞こえやすい音に仕上げた。
県警はパトカー5台に機器を搭載して運用を始める。