陸上のセメンヤ、CASに提訴 女子選手新規定で

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は19日、2016年リオデジャネイロ五輪女子800メートル金メダルのキャスター・セメンヤ(南アフリカ)が、男性ホルモンのテストステロン値が高い女子選手の出場資格を制限する国際陸連の新規定は不当だとし、撤回を求めて提訴したと発表した。

 新規定は11月1日から導入される予定。競技力向上に大きく影響するテストステロンの値を薬などで基準以下に下げなければ、障害種目を含む女子の400メートル〜1マイルの種目で国際大会に出場できなくなる。セメンヤは先天的にテストステロン値が高いとされる。(共同)


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